こびをうりまくってやさしいひとになって
> ぼくらが確かに 今いい大人になったからって
> 全ての事を 許したとでも思っているのかい
>
> スガシカオ「ドキドキしちゃう」
スガシカオ、読む。
「別冊カドカワ 強力特集スガシカオ」
なんてものが発売されていたので買ってみる。
ぱらぱらとめくっていたら、
羽海野チカの「CLOVER and SWEET 〜ハチクロって何でできてる?」
なんてエッセイマンガが載っていた。
> 真山君の素は(中略)「ドキドキしちゃう」を聴いてる時にうまれました
>
> 「ドキドキしちゃう」は自分を振った女のひとと再会した男の子が
> その彼女と向かい合って座っているシチュエーションでの
> 彼のモノローグでできている詞で――――
>
> (中略)
>
> 怖さと甘ったるい奇妙な居心地の良さが同居するその男の子の視線に
> 多分私は恋してしまったんだと思います
>
> 羽海野チカ「CLOVER and SWEET 〜ハチクロって何でできてる?」から抜粋
いやしかしそもそもそんなものに惹かれるのか女性って怖えなあ、
いやうーんわからんよなあと思いつつまたぱらぱらめくっていたら、
今度は宮藤官九郎のコメントが載ってたりしたので、読む。
> 僕の場合はエッチなことを書いてもどうしても童貞感が出ちゃうんだけど、
> スガさんは間違いなく童貞じゃない感じなんですよね。
> だから、女の人はたまんないだろうな、と。
> なんかソフトSMみたいな歌詞が多いじゃないですか。
> ハードなSMは嫌だけどソフトなら、みたいな感じに思わせてしまいそうなところが
> ちょっとうらやましいなあと思いましたね。
>
> 宮藤官九郎「10thアニバーサリー・メモリアル・メッセージ」
> 『別冊カドカワ強力特集スガシカオ』から一部抜粋。
わかるわかるカンクローさんその話すげえわかるよと思いつつ
クドカンの話を抜粋はじめると止まらなさそうなので
ここでやめとくとして、
話はこの後、
スガシカオの歌ってのは
「オレは爽やかじゃない、と気がついた時に
"これがあったのか"って思う」
少年のニーズがあるんじゃないか、
でも、
だから、
「スガシカオ・ファンの女性と
スガシカオ・ファンの男性は
全然違うものを見ているような気がするんで、
付き合えないんじゃですかね」
と続く。
わかるわかるカンクローさんその話すげえわかる。
こんなクドカンの言葉に共感を覚えてしまうのは
たぶん自分が童貞サイドの人間だからなんだろう。
いや待て、そういや童貞っぽくない男性って、
スガシカオ好きになるんだろうか。
> 君のそばで 今笑顔をつくって話してるからって
> 全てを 水に流したとでも思っているのかい
>
> スガシカオ「ドキドキしちゃう」