すぴーく・あ・わーど
ジョン・クロウリー『エンジン・サマー』読む。
そういえばこれまですげえすげえと言っていたものの
ほとんど説明していなかった『エンジン・サマー』の
ものがたりについて。
裏表紙を見てしまえばどどんと粗筋が書いてあるので
ここでも同じ程度には書いてしまうことにする。
粗筋知りたくないヒトは退避退避。
そんなこんなで『エンジン・サマー』。
これは物語られる物語。
語り手は〈しゃべる灯心草〉。
聞き手は〈天使〉。
〈しゃべる灯心草〉ははじまりのはじまりから話し始める。
自分がどのように生まれ、どのように育ち、どうして旅に出たのか、その理由を語り始める。
既に崩壊した機械文明の遺物の中で、ヒトビトは暮らし続けていた。。。
「エンジン・サマー」が11月に発売されたのは意図的なのかどうなのか。
小春日和=インディアン・サマー。
それはまさしく本書の世界観を表している単語であって、
本書は穏やかで暖かい。
たぶんその朴訥とした語りや、魅力的な登場人物からそう思わされるのだろう。
でもそれは晩秋から初冬にちょっとある暖かな日々であって、その後には必ず冬がくる。
その予感もさせられるジョン・クロウリーはすごい。
すごいよなあ、と思いつつ結局今日もすごいすごいしか言えなかったりする。